デガウスについて調べてて色々とわかってきた。
なんにも書いてないので、さっぱり解らなかったんだけど、前から存在する別のデガウスマシンの方にあれこれと書かれてたのでなんとなく解ってきた。

「なんにでも」ってのはオカシイなと思ってたけど、どうやらやっぱり違うっぽい。

デガウスマシンってのは別に新しいものではなく、元々ピュアオーディオの世界では高価だけども存在したもので
主に真空管アンプの出力トランス、スピーカーに対して効果を発揮するものだということ。
つまり大電流が通る部分なので、磁性化度合いが非常に大きい部分で、永久磁石と電磁石(トランスの場合は磁界結合)で動作する部分。
確かにこの部分に対しての効果は大きいと思われる。

あとは永久磁石とコイルだと、ギター、ベースのPUだけども

そのピュアオーディオ用のデガウスマシンの説明にアクティブPUには使えませんと書いてあった。
つまりは音声信号として流すので電子回路を逆流することはないってこと。
アクティブの場合アクティブ回路がPUの後ろについてるので、これを超えてPUの消磁は出来ないと。
この一文でだいぶ謎が解けた感じ。
ギターの場合PUを切り替えながら一個づつ65秒掛けてやる必要ありそうね。

あと「ヴィンテージ機器への使用はお薦めしません」とも書いてあった。これはまぁ当然かな。
ヴィンテージ機器の場合、帯磁した状態も一つの音の価値として捉えることが出来るしね。

あと、デガウス中にギター鳴らしたら機器が壊れることがあるって書いてあった。
そりゃギターの出力とデガウス機器の出力を繋いでギターのPUをスピーカーとして捉えることで、スピーカーの消磁をする=PUの消磁が出来るってことなので
音を出しちゃうと、デガウス機器の方に信号が逆流しちゃうしね。

あとエレアコで、ピエゾ式、コンデンサーマイク式のものには多分効果なし。
永久磁石とコイルを使ったものとは根本的に構造が違うので。

あとデジタルモデリングのエフェクタ、シンセサイザーにも効果ないかな。
シンセサイザーでもアナログシンセでオシレーターを外部入力出来るシンセには使えるかもしれないけど中の回路に磁力を蓄えるような素子があるかどうかはなんとも。
ペダルワウはインダクタンス入ってるから効果あるかな。
一部のイコライザー、シミュレーテッドインダクタンス回路でなくインダクタンス使ってるタイプのEQには効果ありそう。
ただよっぽど古いEQでもないと今はオペアンプ+キャパシターで作られてるからあんまり関係ないか

ダイナミックマイクはバランス変換して送ってやれば効果はあるかもしれないけど、マイクを無音になる状況にしとかないと逆流してやばいかも。
あと、出力する信号の大きさ次第ではマイク壊しちゃう可能性もあるから注意は必要かなー。

もうちょっと効果範囲をきっちり明記したほうが信頼されるんじゃないかと思うんだけどな。
なんでもかんでも掛けたら効くよ!、でも掛けたあとの音が気に入らなくても責任はとらんよ!
って姿勢はどうなんだろか・・・と思うな。
ひょっとして作ってる側もよく分かってないとか?w