Ashimoto Systemですが、基本的な捉え方ですが、エフェクタとかマルチエフェクタという概念で考えてません。
つまりは「エフェクト」ありきではないのです。
あくまで最終的にキャビネットから出てくる音をどう作りこむか?ということを考えて作ってます。

壱号(1号から改名w)は3ch(これはケース側の都合で、本当は4ch欲しいところなんですが)
1chが一番音のバリエーションとしては豊富で
  • ウルトラクリーンなサウンド
  • コンプレッションの効いたアルペジオサウンド
  • ローゲインのクランチサウンド 
ターゲットとしてはこんな感じです。
2chはアンプで作りこんだサウンドをそのまま 出力するためのチャンネル

3chはリードチャンネルとして、ゲインもアップしつつ、尖った音から甘い音まで作りこめるチャンネル。
ソロ用にディレイ音をミックスすることを出来るようにします。

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フットスイッチとLEDやら機構部品の方を発注して一部届きました。
フットスイッチはエフェクタでよく使われるトグル式(一度踏むとON、もう一度踏むとOFFになるタイプ)ではなく
モーメンタリー式で踏んだ時だけONになるタイプ。

このモーメンタリー式のスイッチを論理回路に組み込んで踏んだチャンネルだけが有効になるようにします。

Ashimoto System 論理回路

その回路図がこちら。
74HC14はシュミットインバーター。シュミット式のトリガーで電圧の変動とか、いわゆるアナログ的なチャタリングによる誤作動を防止するためのもの
スイッチの取り付けはネガティブロジック(OFFの時にHi(5V)ONになるとアースに流れてLo(0V)になるロジック)にしてあるのでシュミットトリガーは反転形のシュミットインバーターを使用。
 
シュミットインバーターの出力は74HC175、D型フリップフロップに入力。4入力のOR信号をクロックとして入力することでどれかのスイッチが押されたときだけフリップフロップの内容が書き変わります。
これでどれか一つが有効になって、その状態が出力され続ける論理回路になります。

論理回路ってのはまぁ非常に簡単なコンピューターの仕組みを ICで作ってるイメージです。

アナログ回路と違って決まった電圧(今回はCMOSロジックICのみを使用したので5V)しか使わないのと論理回路の内部では電流はあまり意識しないでよいので設計は結構楽に出来ます。
ただ、ICを覚えるのがとにかく大変www
あーーー、こういうICないかなーって探してみたりとか、ひたすらそんな感じです。


電源周りも設計してみてるんですが
24VのACアダプタから±9Vと、単極の9V、ロジック回路用の5Vが必要になるので書いてみてるんですが
電源回路は難しいし面倒くさい!!

AshimotoSystem 電源回路

なんかもう既製品で手に入らないかなーとか(汗
これ書いてはみたものの、+側に負荷が偏るので、これどうなのかなーと。
24Vの入力を分圧して12Vを仮想的にグラウンドにすることで元々の0Vの位置が-12Vになるわけですが
その後入れる必要はないんですが、極性が逆のアダプタにも対応するためにブリッジダイオードを通して極性を整えてレギュレーターで各9Vに落としてやることで、アダプタにスイッチング電源のものをとかを使ってもリップルノイズを減らせるようにと考えてます。
なんか単極電源から双極電源を作るのは初めてなんで、落とし穴がないかが今のところ悩みどころです
ACアダプタを使わずにAC100Vからトランス使って回路を作ったほうが楽かもしれません。