最近ライブを見に行ってて思うんだけど、高価なハンドメイドの歪み系エフェクタとか使ったり、
出音には拘ってるのに、弾いてない時の音に全く無頓着な人多いなーって。 
まぁボーカリストがアウトロ終わりきってないのに、水飲みに後ろ下がったりってのもカッコ悪いっちゃカッコ悪いんですが
それと同じぐらいカッコ悪いな~と思うこと。

曲間はまだ許そう。 
ピーって鳴ったりタッチノイズ出たり、ホントは避けたいところだけども、まぁまだギリ許そう。

休符をちゃんと弾けてない人が多いんです。

特にハイゲインな人
ミュートにノイズが乗っかったり、ミュートがミュートになってなかったり
ピー!とかシャー!とか鳴ってたり
演奏がどんだけ巧くても色々と台無しなのよね。

そのブレイクのノイズでベースの一番美味しい部分を台無しにしてませんか?
つまりは休符をきちんと演奏するというのはバンドとしてのトータルな演奏のクオリティーを上げるということ。


そこでノイズゲート。
最近はノイズゲート出してないエフェクタメーカーも増えてきてますけど
確かにメーカー的にはあんまりウマミのないエフェクターではあるノイズゲート。
信号回路からパラってコンパレーターでレベル検出してFETで信号を遮断する。当然部品点数も多いし、まじめに作れば原価も上がる。
その割には軽く見られがちで大して売れるエフェクタではないし。高いと売れないし・・・。
なかなかメーカー的に難しいエフェクタですね。

だいたいのノイズゲートはTHRESHOLDとかTRIGERとかってパラメーターになってると思いますが
入ってくる信号がパラメーターの値を下回ると音を遮断してくれます。
あとはDECAYとかってパラメーターがあるものもあります。
これはHRESHOLDを下回った際にゲートが閉じるまでにカーブを描いてゆっくり閉じるようになるパラメーターで
小さくなっていく音がバッサリ切れて不自然にならないようにするためのパラメーターです

ループをもっていて、ループに挟んだ歪み系エフェクタの無音時のノイズをカットするタイプのノイズゲートもあります
ちなみにループ前の入ってくる信号を元に監視してループの後の信号に対してゲートをかけるので、かなりきめ細かいセッティングが出来て
モノとしては素晴らしいんです。
ただ、これは真正直に使ってると、歪みエフェクタ毎にやらないとダメになったり、これはこれで面倒臭い


オススメはシンプルにノイズゲート2個使い。

ひとつはHUSHみたいな原音重視のあっさりノイズ処理系
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ひとつはMXRとかのガッツリぶった切る系
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2個使って、ぶった斬り→あっさりと接続。全ての歪みの最後に接続
アンプでも歪ませるならアンプのセンド&リターンに挿します。
あっさり系はタッチノイズやフィードバックを制御出来る程度のごく浅目のセッティングで歪み音では常時、
ディケイ(ゲートが閉じるまでにカーブを描いてゆっくり閉じるようになるパラメーター)のあるものはこれを使っても可。

ぶった斬り系はガッとピッキングしないと音が出ないぐらい思いっきり深めにセット
ディケイがあるものは最短にセット。バツッ!と切れるぐらい。
休符を多用するフレーズの時に踏んでやる。まさにエフェクタとして使ってやる感じ。
これでいい感じに休符を演奏出来るように練習してやればバンド全体の音が格段にグレードアップすると思います。

場合によってはぶった斬り系はディレイ&リバーブの後ろでもいいと思います。
ディレイ音ごとぶった斬れます。
まぁ使いドコロ考えると、あんまりディレイがONになってる状況でぶった斬り系を使うとも思えないですし
その辺は使うエフェクト次第かなと。


ちなみにワタシはプログラマブルなノイズゲートと旧PATCHMATE内蔵のプログラマブルHUSHを使ってプログラムごとにトータルなノイズ処理をしてます。
patchmate


クリーンではOFFにしたり、歪み量にあわせてスレッショルドをセットしたりってしてます。