ラックエフェクタの制作にあたって、必要な要素を考えてみます。
まず、現在のシステムです
GuitarRack&gsp2112
下側のラックが実際のメインのシステムですが、基本的に一番上のADA MP-1(MIDIプログラマブル真空管プリアンプ)と二段目のDigiTech GSP2101LEで音を作っています。

 EFFECT RACK SYSTEM0
こんな感じですね。ギターからはプリアンプに直結で、クリーンも歪みの音もここで作りこんでいます。
オーバードライブとかディストーションとかは使っていません。
基本アンプ直です。

ここからギター用のマルチに送って、マルチ側でも真空管オーバードライブやらディストーションやら入ってはいますが、この辺りは全てスルーにして、コーラスやディレイ、リバーブといった空間系のみを使用してます。
このマルチ、SEND&RETURNもあってコンプ、ワウの後にSENDに送ることが出来るんですが
SEND&RETURN に挿すとやっぱり若干音が痩せてしまいます。まぁあんまりそこの回路に力注いでないんでしょねー。仕方ない。

で、今回必要だなと思うのがコンプと揺れもの(アンプの歪の前に設置したいフィルター系の揺れもの)です。
EFFECT RACK コンパクト

足元にこんな感じで置いておくのも手なんですけどね。
ラックを使うのはとにかく接続をいじらないことでトラブルを減らすという意味合いもあり
これはトラブルも生みそうで若干不安もあります。

EFFECT RACK SYSTEM1
さっきの図に加えるとこんな感じでしょうか。
プログラムの切り替えとエフェクタのON/OFFとをパパっと踏まないといけないんでこれはこれで面倒
PATCHMATEってMIDIコントロールでパッチを切り替えられる機材も所有してるので
コレを使ってやれば

EFFECT RACK SYSTEM2

こんな感じに。 
skb_vs1xxxx

ラックにコンパクトエフェクターを並べるトレイなんかもあるんですが
引き出したりすることでパッチングシステムからエフェクタまでのケーブルがどうしても動いてしまい
トラブルの原因にもなりかねないのと
トレイの上にエフェクタ並べてラックにマウントすると、どうしても3~4Uぐらい専有してしまいます。
あとはラックが巨大化してしまうと持ち運びや転換時のセッティングが大変になっちゃうってことで
EFFECT RACK SYSTEM3

昨日アップしたラックエフェクタの登場となるわけです。
1Uにまとめられればコンパクトに収まりますし、重量も削減できます。

ラックも多少スッキリしますし、これならまぁいいかとw
つまりはラックに乗ってますけど、コンパクトエフェクタを並べた程度の構造で充分。と
とりあえず、コスト重視でシンプルに作りたいと思います。