エフェクタ

ラックエフェクタ其の2<基本設計>

要求仕様を検討したところで基本的な設計に入ります。

 EFFECT RACK 内部

正直、ビックリするぐらい簡単で申し訳ない。
面倒臭いことは全部パッチングシステムがやってくれちゃうんで、もう何にもすることなし。

ある意味市販のエフェクタの基板引っ張りだしてポテンショメーター(ポッド、可変抵抗)を前面のパネルに、
IN、OUT端子を後ろのパネルにってのでも完成します。
スイッチだけはON固定になるようにしとかないとダメなんでBOSSとか電子スイッチ式のものは少しだけ
手を入れないとダメですけど

あと、パワーサプライを内蔵するだけ。LINE6のワイヤレスを繋ぐ用に9VDCの出力も付けておきます。
なのでシステムって単語外しました。なんのシステムでもない。 

1Uのシャシーは強度とかあんまり気にする必要もないので、秋葉原のラジオデパートのオクザワさんのが
シンプルで軽そうな感じなのでいいかなと。 
まぁ簡単に実物見に行けないんでとりあえず取り寄せてみてから・・・ですかね。
既成のは黒パネルしかないんで、印刷どうするかですねー。
その辺はちょっと考えねば・・・。

とりあえず、基本的な設計が出来たんで、あとは中身を一つづつ作ってテストしていくだけです。

ラックエフェクタ其の1<要求仕様の検討>

ラックエフェクタの制作にあたって、必要な要素を考えてみます。
まず、現在のシステムです
GuitarRack&gsp2112
下側のラックが実際のメインのシステムですが、基本的に一番上のADA MP-1(MIDIプログラマブル真空管プリアンプ)と二段目のDigiTech GSP2101LEで音を作っています。

 EFFECT RACK SYSTEM0
こんな感じですね。ギターからはプリアンプに直結で、クリーンも歪みの音もここで作りこんでいます。
オーバードライブとかディストーションとかは使っていません。
基本アンプ直です。

ここからギター用のマルチに送って、マルチ側でも真空管オーバードライブやらディストーションやら入ってはいますが、この辺りは全てスルーにして、コーラスやディレイ、リバーブといった空間系のみを使用してます。
このマルチ、SEND&RETURNもあってコンプ、ワウの後にSENDに送ることが出来るんですが
SEND&RETURN に挿すとやっぱり若干音が痩せてしまいます。まぁあんまりそこの回路に力注いでないんでしょねー。仕方ない。

で、今回必要だなと思うのがコンプと揺れもの(アンプの歪の前に設置したいフィルター系の揺れもの)です。
EFFECT RACK コンパクト

足元にこんな感じで置いておくのも手なんですけどね。
ラックを使うのはとにかく接続をいじらないことでトラブルを減らすという意味合いもあり
これはトラブルも生みそうで若干不安もあります。

EFFECT RACK SYSTEM1
さっきの図に加えるとこんな感じでしょうか。
プログラムの切り替えとエフェクタのON/OFFとをパパっと踏まないといけないんでこれはこれで面倒
PATCHMATEってMIDIコントロールでパッチを切り替えられる機材も所有してるので
コレを使ってやれば

EFFECT RACK SYSTEM2

こんな感じに。 
skb_vs1xxxx

ラックにコンパクトエフェクターを並べるトレイなんかもあるんですが
引き出したりすることでパッチングシステムからエフェクタまでのケーブルがどうしても動いてしまい
トラブルの原因にもなりかねないのと
トレイの上にエフェクタ並べてラックにマウントすると、どうしても3~4Uぐらい専有してしまいます。
あとはラックが巨大化してしまうと持ち運びや転換時のセッティングが大変になっちゃうってことで
EFFECT RACK SYSTEM3

昨日アップしたラックエフェクタの登場となるわけです。
1Uにまとめられればコンパクトに収まりますし、重量も削減できます。

ラックも多少スッキリしますし、これならまぁいいかとw
つまりはラックに乗ってますけど、コンパクトエフェクタを並べた程度の構造で充分。と
とりあえず、コスト重視でシンプルに作りたいと思います。 

休符弾いてますか?

最近ライブを見に行ってて思うんだけど、高価なハンドメイドの歪み系エフェクタとか使ったり、
出音には拘ってるのに、弾いてない時の音に全く無頓着な人多いなーって。 
まぁボーカリストがアウトロ終わりきってないのに、水飲みに後ろ下がったりってのもカッコ悪いっちゃカッコ悪いんですが
それと同じぐらいカッコ悪いな~と思うこと。

曲間はまだ許そう。 
ピーって鳴ったりタッチノイズ出たり、ホントは避けたいところだけども、まぁまだギリ許そう。

休符をちゃんと弾けてない人が多いんです。

特にハイゲインな人
ミュートにノイズが乗っかったり、ミュートがミュートになってなかったり
ピー!とかシャー!とか鳴ってたり
演奏がどんだけ巧くても色々と台無しなのよね。

そのブレイクのノイズでベースの一番美味しい部分を台無しにしてませんか?
つまりは休符をきちんと演奏するというのはバンドとしてのトータルな演奏のクオリティーを上げるということ。


そこでノイズゲート。
最近はノイズゲート出してないエフェクタメーカーも増えてきてますけど
確かにメーカー的にはあんまりウマミのないエフェクターではあるノイズゲート。
信号回路からパラってコンパレーターでレベル検出してFETで信号を遮断する。当然部品点数も多いし、まじめに作れば原価も上がる。
その割には軽く見られがちで大して売れるエフェクタではないし。高いと売れないし・・・。
なかなかメーカー的に難しいエフェクタですね。

だいたいのノイズゲートはTHRESHOLDとかTRIGERとかってパラメーターになってると思いますが
入ってくる信号がパラメーターの値を下回ると音を遮断してくれます。
あとはDECAYとかってパラメーターがあるものもあります。
これはHRESHOLDを下回った際にゲートが閉じるまでにカーブを描いてゆっくり閉じるようになるパラメーターで
小さくなっていく音がバッサリ切れて不自然にならないようにするためのパラメーターです

ループをもっていて、ループに挟んだ歪み系エフェクタの無音時のノイズをカットするタイプのノイズゲートもあります
ちなみにループ前の入ってくる信号を元に監視してループの後の信号に対してゲートをかけるので、かなりきめ細かいセッティングが出来て
モノとしては素晴らしいんです。
ただ、これは真正直に使ってると、歪みエフェクタ毎にやらないとダメになったり、これはこれで面倒臭い


オススメはシンプルにノイズゲート2個使い。

ひとつはHUSHみたいな原音重視のあっさりノイズ処理系
rtr-guitarsilencerimg64269444

ひとつはMXRとかのガッツリぶった切る系
0710137021297_LRG

 

2個使って、ぶった斬り→あっさりと接続。全ての歪みの最後に接続
アンプでも歪ませるならアンプのセンド&リターンに挿します。
あっさり系はタッチノイズやフィードバックを制御出来る程度のごく浅目のセッティングで歪み音では常時、
ディケイ(ゲートが閉じるまでにカーブを描いてゆっくり閉じるようになるパラメーター)のあるものはこれを使っても可。

ぶった斬り系はガッとピッキングしないと音が出ないぐらい思いっきり深めにセット
ディケイがあるものは最短にセット。バツッ!と切れるぐらい。
休符を多用するフレーズの時に踏んでやる。まさにエフェクタとして使ってやる感じ。
これでいい感じに休符を演奏出来るように練習してやればバンド全体の音が格段にグレードアップすると思います。

場合によってはぶった斬り系はディレイ&リバーブの後ろでもいいと思います。
ディレイ音ごとぶった斬れます。
まぁ使いドコロ考えると、あんまりディレイがONになってる状況でぶった斬り系を使うとも思えないですし
その辺は使うエフェクト次第かなと。


ちなみにワタシはプログラマブルなノイズゲートと旧PATCHMATE内蔵のプログラマブルHUSHを使ってプログラムごとにトータルなノイズ処理をしてます。
patchmate


クリーンではOFFにしたり、歪み量にあわせてスレッショルドをセットしたりってしてます。 

ベース用の歪みモノ設計

img1 (2)

ワタシのやってるバンド”Tanatophilia”のベーシストのアッキーがプリアンプのループに歪モノを挿して使ってるんですが、これがもうDRIVEのツマミをほんのチョットでも上げようもんなら狂ったように歪むもんで 、ゲインをなんとか調整して軽い歪みに出来ないかと相談されたんで持ち帰って調べてみました。
中開けてみると14pinのオペアンプが2個も乗ってたり(14pinだと4基入ってるので、計8基)回路があまりに複雑で・・・
ワタシには解析するのが大変だったのでそのまま蓋を閉めちゃいましたw

残念です、手の施しようがありませんでした。手遅れです。・・・てな感じw
超駄目駄目外科医ですw
 

アッキー的にはこれを通した音のトーンが好みの音なのでこのトーンは生かして、歪みモノを加えてやろうということで、歪モノを作ろうということになりまして。
 
ベース用の歪みモノなので、若干ギター用とはニュアンスが異なりますし、
ベース用というとその辺若干回路的にもパーツ的にも気を使うところなのです。

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電磁誘導の罠

img1


今回もエフェクトボードの罠についてちょこっとお耳に入れておきたいことを書いておこうかなと思います。

電子部品って色々とあるように思いますけど
実はそんなに種類があるわけでなくて

基本的には抵抗と半導体のみ!と言うと極端過ぎますがw

コンデンサー、固定抵抗、可変抵抗、ダイオード、トランジスタ辺りはすごく基本的な部品ですねー。

使用頻度はあまり高くはないのですが、電子部品の中に「インダクタ」と呼ばれる部品が存在します。
実はその構造自体は難しいものではなくて、丸い棒にエナメル線をぐるぐると何回か巻き付けてやればそれがインダクタだったりします。
つまりはただの導線です。 
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